わたしと旦那さまの名古屋の探偵ごっこ、開始。
友人の旦那さまは、通りの方へ向かって出発した。
それを見越して、反対方面で待機していた名古屋の探偵は、すぐにエンジンをかける。
街灯と、友人の旦那さまのバックライトを頼りに、しばしライトをつけずに走行。
かなり怖かったですけど、あまり早いタイミングでライトをつけると、気が付かれてしまう可能性もある。
通りの手前で一時停止するタイミングで、ライトを点灯し、スピードを上げる。
名古屋の探偵ごっこって、本当に楽じゃない。
友人の旦那さまは、名古屋の中心地とは逆方面へ車をすすめる。
わたしと旦那さま名古屋探偵も、距離をおきつつ、その車を追う。
尾行すること20分。名古屋市を少し離れたところまで来てしまった。
わたしたち名古屋探偵の家の方が、ここから近いくらい?
尾行に慣れていない名古屋探偵のわたしたちは、安全のため距離をとりすぎ、途中の信号でつかまってしまい、かなり焦ったのですが、しばらくまっすぐ進み、なんとか追いついたので、ほっ。 早朝で車が少ないのが良かったのかも知れません。
追いついてすぐ、車は1件のコンビニ駐車場に入って行ったのです。もう少し遅かったら、見失ってしまうところでした。
車の見える離れた位置に私達名古屋探偵は駐車。
友人の旦那さまがコンビニに入るのを確認して、旦那も後を追う。
人って、あまり周囲を気にしないものなんですね。朝方というのにもかかわらず、コンビニにはすでに3人くらいの人がいたので、余計旦那さまも気にしなかったのかもしれませんが。
あったかいココアと、チョコレートを買ってきてくれた旦那さま。
名古屋の探偵としてはトイレが心配なので、あまり飲みすぎないように注意しながら、あったかいココアにほっとする。
友人の旦那さまは、まだコンビニの中。そのカゴの中には、ガムとお茶が2本、入っていたのだとか。
それから、何を購入したのかわかりませんが、ペットボトルのお茶2本って、やっぱり怪しいですよね。
しばらくして、コンビニのドアから出てきた友人の旦那さまは、かかってきた電話に優しげな表情で応対しているところだった。名古屋の探偵の私たちが見ているのも知らないで…。 |