私達、名古屋探偵は初乗り運賃で、改札に入ってしまった・・・。このまま、改札口を出られるのだろうか?
名古屋の探偵の旦那さまが、駅員さんに、“忘れ物をしてしまったので、改札を出たい”
というと、忙しい中にもかかわらず、運賃分を返してくれた。ありがとう、駅員さん。
これが本物の名古屋探偵さんなら、もっと機転を利かせて、何らかの形で尾行していたのかな?
車に戻ると、時間は7時になっていた。
探偵とはいえ、駐車場代ももったいないので、ひとまず、名古屋の探偵は駐車場を出た。
夜中に入った、友人宅近くのファミレスまで戻ってきて、お腹もすいたので、朝ごはんにすることにした。
8時過ぎ、もう名古屋の探偵は友人に電話しても良いころだろう。
名古屋の探偵は友人に電話をかけ、夜中からの出来事を報告。子どもの前で、友人が取り乱さないことを願いながら。
そこは、やはり母親。とても落ち着いてわたしの話しを聞いていた。
子どもたちもまだ寝ているというのも幸いした。
名古屋探偵のわたしと旦那さまは、このまま旦那さまが何時に帰ってくるか確認した方が良いか、
夜もう一度見にくるか、友人の希望を聞いた。
けれど、友人は、たぶん伊勢神宮に初詣に行ったに違いないので、今日は、もういいよ、と言う。なんでも、独身のとき、初めて初詣に行ったのが伊勢神宮だったらしいのです。 そういった話を聞くのも名古屋の探偵としては辛いところだ。浮気相手と行くのが自分といった事のある場所というのはいかがなものなのか?名古屋の探偵は友人の気持ちを考えるといたたまれない気持ちになってしまった。
友人の旦那さまが、ここの雰囲気が好き、と言っていたのを思い出したのだとか。
子どもが生まれてから人混みをさけるようになり、もうずいぶん行っていない、と寂しそうだった。
それは彼女のせいではないのに。
名古屋探偵の私は、女の人は、10カ月間、お腹の中で赤ちゃんを育てているうちに、自然と母性が出来るのだけれど、男の人は、赤ちゃんが生まれて、初めてお父さんになるので、戸惑う人も少なくないのだときいたことがあった。
同時に、目の前の自分の奥さんが、いきなり赤ちゃんのお母さんになるのを見て、自分だけ取り残された気持ちになる人もいるのだとか。
そのため、今は生まれる前にその心づもりをするための“パパママ学級”を実施する病院が出来た、と聞いたことがあります。だからといって、名古屋の探偵が活躍する様な事では困るのだ。
友人の結婚式で会ったときは、なんて素敵な旦那さま、と思ったのに、この人も父親に乗り遅れた一人なのかな?
最初はさすがに落ち込んでいた友人も、少し話していると、その声に力が出てきたように思う。
まだ、浮気って決まったわけでもないし、もう少し様子をみるという。どんだけ、許すんだ?自分が里帰りしている間に、他の女の人と約束して、出電車出かけた時点で、私にとっては浮気以外のないものではないという感じがするのだが…。
もし、また協力してほしいときは、お願いして良いかな?って、聞かれたので、ふたつ返事で了承しておいた。
もちろん、横で気にしていたわたしの旦那さまも隣りで大きくうなずいていたし。名古屋探偵も心中穏やかではいられなくなってきたのだ。 |